シナリオ概要

『心蝕のパラノイア』
※3話構成
第1話「The Stream」
第2話「The Terror」
第3話「The Scrap」
著者:河野一二三、七峰きざし
収録先:『クトゥルフ神話TRPG 公式BOOTH』
舞台:現代日本
版:7
プレイ人数:2~4名
プレイ時間:8~10時間(3話合計)
キーパー難度:2(やや簡単)
備考:心蝕のパラノイアキャンペーン/七伏市奇譚
シナリオの概要と導入:
本作は、計3話の短編シナリオからなるショートキャンペーンで。3話それぞれが繋がりのあるシナリオといったわけではなく、3話で1本の長編シナリオを遊ぶような形だ。
探索者たちは“心霊突撃系動画配信グループ「コワコワ」”のメンバーと協力し、大企業の御曹司であるとある青年を捜索することとなる。
探索者たちが調査を進めるうちに、次々と隠された秘密が明らかになっていき、最終的にはおぞましい怪物と対面することとなる…。
カテゴリー:
現代日本/河野一二三/七峰きざし/クトゥルフ神話TRPG公式BOOTH/七伏市/七伏市奇譚/心蝕のパラノイアキャンペーン
シナリオレビュー
総合点 | ★★★☆☆(3.1) |
---|---|
ゲーム性 | ★★★☆☆(3.4) |
テーマ性 | ★★★☆☆(2.8) |
独自性 | ★★★☆☆(3.2) |
▼4件のレビュー

総合点:3.3
ゲーム性:3 テーマ性:4 独自性:3
物語性の強いキャンペーン。この手の構成にしては各探索者のハンドアウトが弱く、当事者感が薄い点が気になる。反面、使いまわされたテーマながら現日ショートキャンペーンとしてのまとまりは良く、初心者キーパーにもおすすめできる。

総合点:2.7
ゲーム性:4 テーマ性:1 独自性:3
プレイステーション2時代のホラーゲームをほうふつとさせる雰囲気のシナリオ。探索スポットや脅威が不気味で、第1話と第2話は先が気になる展開でプレイヤーをハラハラさせる。
一方、プレイヤーに体験してほしいテーマに一貫性が欠ける。個性豊かなNPCとの交流を通じてロールプレイを楽しませたいのか、凶悪な敵との対峙やNPCが次々と犠牲になるデッドリーな展開を強調したいのか、焦点が中途半端に感じられる。また、シナリオの結末には投げやりな印象があり、締まりが欠ける。

総合点:3.0
ゲーム性:3 テーマ性:3 独自性:3
一つの長めのシナリオを段階で区切って3話としているため、前後のシナリオの情報を理解してからキーパーしないといけない。そのため情報量が少し多く、慣れてからキーパーするとよい。

総合点:3.7
ゲーム性:4 テーマ性:3 独自性:4
6時間相当のシナリオを3分割してキャンペーンにした脱法ショート×ショート。七伏市内を自由に回れるので、KP次第で無限の可能性がある。結末がスッキリせず、「ひと昔前のCoC」という雰囲気。